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【選択_201503】古賀誠氏が鳩山邦夫氏と「和解」 安倍包囲網構築に躍起

 議員引退後も「反安倍」を掲げて永田町に居座る古賀誠自民党幹事長が二月十二日、鳩山邦夫総務相と「和解」を果たした。和解を申し入れたのは古賀氏側で九州の財界人が間を取り持った。

 古賀、鳩山両氏の地盤は福岡七区と六区。中選挙区時代は両選挙区とも旧三区で古賀氏の地盤だった。小選挙区制に移行後、鳩山氏が母方の祖父、石橋正二郎の出身地を頼りに久留米市を中心とする六区に選挙区を移した。過去には鳩山氏が古賀氏のライバルである麻生太郎副総理と連携。これにより両氏は対立し、二〇一二年の衆院選では六区に古賀氏が系列県議を「刺客」として送り込んだ。

 古賀氏が和解を申し入れたのは、「安倍包囲網構築」のためだ。所属していた宏池会(岸田派)の岸田文雄会長は安倍晋三政権の外相という要職に就いているが、安倍首相が「首脳外交」を積極的に行うため影が薄い。そのうえ岸田氏が安倍氏と仲が良いことも古賀氏は不満だという。

「きさらぎ会」という約百人の議員グループを率いる鳩山氏と連携することで岸田派の党内基盤を強固にしたいという目論見があるようだ。同時に、安倍首相を支持する鳩山氏を自陣に引き込んで安倍勢力にくさびを打ち込む狙いも透けてみえる。いつまでも宏池会の後ろ盾気取りの古賀氏に党内から冷ややかな視線も。